マリウスの17年。

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マリウスは2000年3月31日生まれ。

 

家族構成はお父さん、お母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん、マリウス。

 

ドイツのハイデルベルクで育ちました。

🇩🇪

 

ハイデルベルクはドイツ人の中でも評判が良く、日本人の観光名所としても超人気。

 

日本人はハイデルベルク大好きだよね(笑)とドイツ人の先生が笑ってました()

 

ハイデルベルクに行ったら必ずと言って良いほど通る道にマリウスのお家はあるそう。

 

お父様もお母様も貴族級のお金持ちで、スイス🇨🇭に別荘があり、よく家族でスキーに行くとか。

 

ドイツのご実家では毎朝、近くの教会⛪️の鐘の音で目覚め、その教会で友達と鬼ごっこをして遊んでいたマリウス。

 

神戸にお母様のご実家があるので、日本に来た時は神戸に遊びに来ていたそうです。(ミント神戸によく行った)

 

お母様が神戸弁なので、マリウスにとって日本語=神戸弁。今でも「〜しとってな」「そうなんやぁ!」と巧みに操ります。

 

こんな感じで何不自由なく生活していた彼に人生を変える転機が。

 

 

2011年3月11日の東日本大地震

 

 

震災があったことを知ったマリウスは、お母さんに「日本に行って、日本を幸せにしたい。」と言います。

 

マリウスのお母様は元宝塚の方で、マリウスは宝塚に入りたくて仕方ありませんでした。が、宝塚は女性しか入らないことを知ります。

 

そこでお母様に勧められたのが『ジャニーズ』。宝塚のように人々を幸せにできる、男の子だけが入れる所、ということを知り、ジャニーズに入ることを決意。

 

お母様はマリウスの頼みを受け入れ、すぐにドイツから日本へ向かいます。

 

 

しかし、ドイツの空港で税関の人に「今から子どもが日本へ?絶対にやめておきなさい。今からでもキャンセルしなさい。」と言われました。

 

 

震災直後の日本に子どもが行くことは、危険すぎたのです。

 

 

そして、行きも帰りの飛行機も、子どもはマリウスだけだったそう。

 

 

その後見事ジャニーズに入ることができ、1年足らずでSexyZoneとしてデビューします。

 

 

でも、更なる試練が待っていました。

 

 

「言葉の壁」です。

 

 

マリウスはドイツと日本のハーフと言えど、今までドイツで過ごしてきたわけですから日本語が上手くありませんでした。

 

 

(デビュー曲のメイキングではなんと、ドイツ語で自己紹介しています。)

 

 

自分の言いたいことが上手く表現できない中、メンバーに支えられながら、デビューから5年経った今では流暢に日本語を話します。(まだ漢字には弱いけど)(そこがかわいい)

 

 

息子の夢を応援し、移住まで決意してくれたマリウスの家族には、本当に本当に感謝です。

 

 

 

いろんな壁を乗り越えながら、2014年3月30日。その日はツアー中で、大阪城ホールでコンサートがありました。

 

 

なんとその日の公演のチケットが当たったのです💪🏻🌟

 

 

私が入ったのは2部で、1部はMC中にサプライズで花束💐とバースデーソングをマリウスに贈ったそうです。

 

 

そしてそして2部。

 

 

またまたMC中に、サプライズで今度はバースデーケーキ🎂が出てきました。

 

 

みんなで「おめでとう〜〜!!!!」と言い、会場が幸せに包まれました。

 

 

するとマリウスが

 

 

 

 

「ちょっと……僕からもサプライズが……」

 

😶

 

 

😐

 

 

😀

 

 

????????!

 

 

ステージの下からスタッフさんが白い紙を持ってきました。

 

 

 

まさか

 

 

 

 

まさかー!!!!!!!

 

 

 

手紙でした😫💖💖

 

 

 

「僕は今日、14歳になりました。2011年、ママとドイツから日本へ行く時、今からでもキャンセルしなさい、と知らないドイツ人の税関の人に言われたのを今でも覚えています。でもあの時の決心は、絶対に間違ってなかったと思う。だって、SexyZone・SexyGirls(ファンの名称)に出会えたからです。日本語もまだまだな僕についてきてくれて本当にありがとう。Dankeschön 、そして I love you.これからも本当によろしくお願いします。」

 

 

という手紙でした。

 

 

 

 

 

ワイ大号泣。

 

 

 

子ども育てたことないのに、勝手に母親目線で、涙腺崩壊でした。

 

 

 

 

どこにでもいるドイツの男の子が、「日本を幸せにしたい」の想いで、日本語も話せないのにジャニーズという世界に入り、私たちファンは何も知らないけど、いーーーーーーーーーーろんなことを経験してきたと思います。

 

 

 

 

抱えきれないこともたくさんあっただろうけど、辛い顔一切見せずに幸せを送り続けてくれる彼はまさに天使で、ドイツにいた方が辛い思いせずに生きれたのに、他人の幸せのためにここまで行動できるのは本当に素晴らしい。

 

 

震災後、まだ完全とは言えないけれど、日本が幸せになってきた今では、今度は「世界を幸せで包みたい」と彼は言っています。

 

 

 

そのために、選ばれた28人がハーバード大学に集まって議論するプロジェクトに選ばれ、平和についてディスカッションしたそうです。